在庫と棚卸の差異追跡 デモの使い方
株式会社ノーコードソリューションズ|デモ解説
在庫と棚卸の差異追跡 デモの使い方
このデモは、棚卸で出た差異を入出庫の履歴までさかのぼり、原因を選んで記録したうえで在庫を合わせる仕組みです。理論在庫は入出庫の積み上げで出しているので、履歴と帳簿の在庫は必ず一致します。現物と合わない分が差異です。
棚卸で数が合わないこと自体は珍しくありません。困るのは、合わない理由が分からないまま数を書き換えて、翌月も同じ差異が出ることです。原因が分かれば、計上漏れなら記録の手順を、破損なら扱い方を直せます。このデモは架空のデータで動き、登録もインストールも不要です。
何ができるか
- 理論在庫を履歴から出す:「現在庫」という数字を別に持ちません。入荷・出荷・返品・廃棄・倉庫間の移動・棚卸調整の積み上げが在庫です。どちらが正しいか迷う場面が起きません
- 実棚(現物を数えた在庫数)を取り込む:ハンディ端末の読み取り結果をまとめて取り込みます。数え直した行だけ手で入れ直せます
- 差異を入出庫までたどる:古い順に1行ずつ残高を積み上げます。上から読めば、どの伝票から帳簿と現物が離れたかの当たりが付きます。記録に残っていない破損や持ち出しは履歴に出ないので、その場合は現物と伝票も確かめます
- 原因を選んで調整する:計上漏れ・二重計上・破損や廃棄・誤出荷・数え間違い・原因不明から選び、補足を書きます。理由の無い調整は登録できません
- 調整も伝票として残る:数を黙って書き換えず、棚卸調整の伝票を履歴に入れます。あとから取り消せます
- 数え直すと調整が取り消される:実棚が変われば差異も変わるので、前に登録した原因は自動で外れます
- 賞味期限と出荷の順を見る:期限が14日以内のロットと過ぎたロットを出します。あわせて、期限のより早いロットが残っているのに新しいロットから出した伝票を挙げます
デモは何から始めればよいか
- 業種・品目の数・温度帯を選ぶ。開くと最初に3画面の設定が出ます。温度帯によって日持ちが変わり、期限切れと期限順の出荷の出方も変わります。あとからヘッダーの「業種を変える」でやり直せます。
- 実棚を取り込む。「棚卸と差異」で、ハンディ端末の読み取り結果を取り込みます。差異のある行に色が付きます。
- 履歴をたどる。差異のある行の「履歴を見る」を押すと、そのロットの入出庫が残高つきで並びます。倉庫間の移動が片方だけ記録されている行が見つかります。
- 原因を登録する。「原因を登録」で原因と補足を入れます。調整すると理論在庫が実棚に一致し、調整の伝票が履歴に入ります。
- 期限と出荷順を見る。期限切れのロットは廃棄の伝票で落とします。落とさずに置くと、理論在庫だけが増えたままになります。
差異の原因を伝票の束と表計算で突き合わせると、1件あたり40分ほどかかります。ロットごとの残高を1行ずつたどれば、5分程度で当たりが付きます。置いた条件からの試算で、実案件の平均値ではありません。実際の時間は入出庫の記録がどれだけ残っているかで変わります。
ダッシュボードの数字は何を数えているか
| 棚卸の対象 | 品目×ロットの組み合わせ |
|---|---|
| 数えていない | 実棚がまだ入っていないロット |
| 差異あり | 数えたときに実棚と合わなかったロット。調整済みも含めて数えます |
| 原因を追う | 差異があって、調整をまだ登録していないロット |
| 期限切れの在庫 | 賞味期限を過ぎたロット |
| 棚卸の精度 | 数えたロットのうち、最初から合っていた割合 |
調整しても「差異あり」と「棚卸の精度」は変わりません。調整で見かけの差が0になっても、その月の棚卸で合わなかった事実は残るためです。減るのは「原因を追う」だけです。
原因はなぜ選ばせるのか
差異を合わせる操作は一瞬で終わります。ただし原因を残しておくと、翌月に同じ差異が出たときに手を打つ先が分かります。このデモでは6つから選ばせて、件数を原因ごとに出しています。計上漏れが多ければ記録の手順、破損が多ければ荷扱い、数え間違いが多ければ棚の並びや数え方が対象になります。「原因不明」も選べるようにしているのは、分からないものを無理に分類させると数字が使えなくなるからです。原因不明が積み上がる品目は、記録の仕組みを見直す対象として扱います。
ほかのデモとはどう違うのか
デモ一覧にある「AI受注統合 Order Hub」は、受注から請求・入金までを通します。こちらは倉庫のなかで数が合わなくなる理由が主題です。受注や出荷の伝票が正しく入っていても、倉庫間の移動や破損の記録が抜けると在庫は合いません。そこを見つける画面です。
よくある質問
- Q. 入力したデータは保存されますか。
- A. ブラウザの中だけに保存します。サーバーには送られません。「在庫の一覧」の「データをリセット」で消せます。
- Q. 金額が出てこないのはなぜですか。
- A. このデモは数量の差異を追うためのもので、金額は扱っていません。在庫の評価額や廃棄の損失を含む画面は個別にお見せします。数量とロットまで取れていれば、評価は後から載せられます。
- Q. ハンディ端末と繋がりますか。
- A. このデモは読み取り結果を取り込む形だけを見せています。実際の導入では、バーコードや二次元コードの読み取りから在庫の台帳まで繋ぎます。ロット番号と期限まで読める形にしておけば、このデモと同じ流れで回せます。
- Q. 棚卸を全部数えるのは大変です。
- A. 循環棚卸(品目を分けて順に数える)にも使えます。このデモは数え終わったロットだけで差異を出し、まだ数えていないロットは別に表示するので、一部だけ数えた状態でも差異が出ます。
- Q. 出荷の順はどう判定していますか。
- A. その出荷をした時点で、期限のより早いロットに在庫が残っていたかどうかで見ます。見ているのは入庫の順ではなく期限の順です(入庫が古いロットほど期限が早いとは限りません)。いま残っている在庫で見ると、そのあと売り切れたロットの分まで違反として挙がってしまうため、出荷した時点までさかのぼって数えています。
- Q. 既存の販売管理や会計に渡せますか。
- A. 渡せます。ただしこのデモの列は固定です。実際の導入では、会計へ渡す評価の単位と棚卸の報告書の様式に合わせて列を決めます。
- Q. 自社に合うかどうかは、どこを見れば分かりますか。
- A. 画面の見た目より、どこで止まるかを見てください。このデモでは、原因を選ばないと、在庫を合わせられません。同じところで手が止まって困っているなら、作りは近いです。業種が違っても、止まる理由が同じなら同じ作りで対応できます。
- Q. 入れるとしたら何から始めますか。
- A. 組み方は会社ごとに変わるので、最初に決めるのは範囲です。いまの在庫表と、入出庫をどこに記録しているかを見せていただいて、どこを機械に任せてどこを人が確かめるかを決めるところから始めます。費用と期間は範囲で変わるため、個別にお見積りします。
このデモに登場する会社名・担当者名・数値はすべて架空のものです。実在の企業・人物とは関係ありません。お試しの際も、架空または匿名化したデータだけを入力してください。個人情報・機密情報・実際のIDやパスワードは入力しないでください。
自社の帳票やデータでも同じ流れで回せるかどうかは、実物を拝見したうえでお答えします。