受注生産の基幹と経営ダッシュボード デモの使い方
株式会社ノーコードソリューションズ|デモ解説
受注生産の基幹と経営ダッシュボード デモの使い方
このデモは、1台ごとに管理番号(製番)を付けて設計から据付まで同じ番号で追い、工程を飛ばせない形で進捗と作業時間(工数)を記録する仕組みです。遅れと部品待ちと工数の超過を、出荷前に一覧で見つけられます。
受注生産では、同じ機種でも得意先ごとに中身が違います。進捗は担当者の頭のなかにあり、遅れは月次の進捗会議で初めて表に出ます。そのとき部品の入荷が遅れていたことが分かっても、納期はもう動かせません。このデモは架空のデータで動き、登録もインストールも不要です。
何ができるか
- 工程を飛ばせない:設計・部品手配・製缶・組立・配線・検査・出荷・据付の順に進みます。このデモでは前の工程が終わるまで次に着手できません。並行して進める工程がある場合は、工程どうしの条件を個別に決めます
- 部品がそろうまで手配を終われない:未入荷の部品が1点でも残っていれば、手配工程を完了にできません。部品が無いのに製造が始まる作りにしていないためです
- 工数を入れないと工程を閉じられない:1時間も記録がない工程は完了にできません。あとで原価を出すとき、工数の抜けがいちばん響きます
- 計画の遅れと実績の遅れを分けて出す:工程の予定終了日が納期を超えているのが計画の遅れ、予定日を過ぎても終わっていないのが実績の遅れです。片方だけでは打ち手が決まりません
- 予定をずらすと後ろもまとめて動く:1工程だけ動かして後ろを据え置くと、予定が重なって負荷の山が見えなくなります
- 納期の変更に理由を残す:前の納期・新しい納期・理由・担当者・日付を記録します。理由の無い納期変更は、あとで誰も説明できません
- 週ごとの負荷を工程別に積む:進行中の製番の予定から必要な作業時間の合計を出し、工程ごとの能力と比べます(1人が1時間働く量を1人時と数えます)。週をまたぐ工程は日数で割って両方の週に乗せます
- 進捗は標準工数の重みで数える:工程の数で数えると、作業量の違いが消えます。設計だけ終わった製番と、組立まで終わった製番が同じ2工程として並んでしまいます
デモは何から始めればよいか
- 業種・同時に動く製番の数・扱う機種を選ぶ。開くと最初に3画面の設定が出ます。製番は3件・6件・12件から選べます。機種によって標準工数の係数が変わり、日程の長さも変わります。あとからヘッダーの「業種を変える」でやり直せます。
- 製番の一覧を見る。納期に間に合わない製番と、予定より遅れている製番に色が付きます。行を開くと工程の帯と操作が出ます。
- 止まっている理由を読む。押せない操作の横に、なぜ進めないかが書いてあります。1件目は部品待ちで手配工程が止まっています。
- 部品を入荷させる。「部品の手配」で入荷を登録すると、手配工程を完了にできるようになります。入荷が遅れるときは、仕入先から回答された新しい入荷予定日と、遅れる理由を登録します。
- 工数を入れて工程を進める。進行中の工程に工数を足し、完了にします。次の工程に着手できるようになります。
- 負荷を見る。「工程の負荷」で週ごとの必要人時と能力を比べます。能力を超えた週は色が変わります。
遅れに気づくのが月次の進捗会議のときだと、分かるまでに2週間ほどかかります。工程の予定日を過ぎた製番がその日に一覧へ出れば、翌日には分かります。置いた条件からの試算で、実案件の平均値ではありません。実際の日数は工数の記録がどれだけ追いつくかで変わります。
ダッシュボードの数字は何を数えているか
| 進行中の製番 | 据付まで終わっていない製番 |
|---|---|
| 納期に間に合わない | 工程の予定終了日が納期を超えている製番 |
| 予定より遅れている | 予定の終了日を過ぎても終わっていない工程がある製番 |
| 部品待ち | 未入荷の部品があって手配が終われない製番 |
| 工数が超えている | 終わった工程の実績が標準の110%を超えた製番 |
| 今週の必要工数 | 今週に予定が入っている工程の合計人時 |
| いずれもいま抱えている件数です。完了した製番の累計は「いま止まっている工程」の下に別に出しています。 | |
消化率はどう読めばよいか
消化率は、終わった工程の標準工数に対する実績工数の割合です。分母は終わった工程の標準工数だけにしています。製番全体の標準工数を分母にすると、動き始めた製番はどれも低く出てしまいます。110%を超えた製番は、次の同じ機種の見積を出すときに標準工数を見直す材料になります。100%を大きく下回る製番は、まず工数の記録が追いついているかを確かめてください。作業の進め方が変わった場合や、標準工数の置き方が合っていない場合もあります。
ほかのデモとはどう違うのか
デモ一覧にある「AI受注統合 Order Hub」は、届いた注文を受注から請求・入金まで通します。こちらは1台をつくり切るまでの工程と工数が主題です。受注してから納めるまでが数か月になる仕事で、どこで止まっているかを毎日見るための画面です。既存の「基幹システムシミュレーター」は基幹システムの全体像に触れるもので、こちらは受注生産に絞っています。
よくある質問
- Q. 入力したデータは保存されますか。
- A. ブラウザの中だけに保存します。サーバーには送られません。「機種と標準工数」の「データをリセット」で消せます。
- Q. 金額が出てこないのはなぜですか。
- A. このデモは工程と工数の管理を見ていただくためのもので、金額は扱っていません。原価や受注金額を含む画面は個別にお見せします。工数まで取れていれば、原価は後から載せられます。
- Q. 工程の順番を変えられますか。
- A. このデモの順番は固定です。実際の導入では、機種ごとに工程の並びと分岐を持たせます。据付が無い機種、外注に出す工程がある機種は別の並びになります。
- Q. 工数はどうやって集めますか。
- A. このデモでは画面から入れています。実際の導入では、現場のタブレットや作業日報からの取り込み、入退場の記録との突き合わせを使います。ここが続かないと、消化率は当てになりません。
- Q. 能力はどう決めていますか。
- A. このデモでは工程ごとに1日の割り付けを固定で持っています。実際の導入では、人ごとの勤務予定と多能工の割り付けから出します。
- Q. 既存の会計や給与の仕組みに渡せますか。
- A. 渡せます。ただしこのデモの列は固定です。実際の導入では、原価計算の単位と勘定の対応に合わせて列を決めます。
- Q. 自社に合うかどうかは、どこを見れば分かりますか。
- A. 画面の見た目より、どこで止まるかを見てください。このデモでは、前の工程が終わり、工数が入り、部品がそろうまで次の工程へ進めません。同じところで手が止まって困っているなら、作りは近いです。業種が違っても、止まる理由が同じなら同じ作りで対応できます。
- Q. 入れるとしたら何から始めますか。
- A. 組み方は会社ごとに変わるので、最初に決めるのは範囲です。いまの製番の管理表と、工程の並びを見せていただいて、どこを機械に任せてどこを人が確かめるかを決めるところから始めます。費用と期間は範囲で変わるため、個別にお見積りします。
このデモに登場する会社名・担当者名・数値はすべて架空のものです。実在の企業・人物とは関係ありません。お試しの際も、架空または匿名化したデータだけを入力してください。個人情報・機密情報・実際のIDやパスワードは入力しないでください。
自社の帳票やデータでも同じ流れで回せるかどうかは、実物を拝見したうえでお答えします。